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犬の目

先日、石住多目的集会所に行って来ました。

Face bookでお友達になった方からのご依頼でした。雨の中、車で山の中を走ってようやく石住多目的集会所に着きました。かみさんは「子どもの頃住んでたところとよく似てる」なんか言って、結構嬉しそう。

田舎感がとても素敵でした。集会所のトイレはもちろんポットンタイプ。ちゃんとお釣りもくれそうな感じ。そこに、高齢の方々が25人集まってくださいました。世話役の方が一生懸命声を掛けてくださったおかげなんです。

石住地区の総人口は131人。つまり約20%の方が一堂に集まってくださったということなんです。
いわき市で言うと、7万人、北九州市だと、なんと20万人近くの人が集まったという事なんです。「わっしょい」状態の大イベントなんです。そう考えると凄いでしょ。

皆さんとってもノリがよくって楽しく落語をさせていただきました。演目の方は、高座に上がってもなかなか決まらず、上がる前には考えてもいなかった「犬の目」をなんとなくかけてしまいました。でも、皆さんとてもよく笑ってくださいました。

落語の後は懇親会。ビールをいただきながら色んなお話しをお聞きすることができました。集会所に飾ってある写真を見ながら昔は200人以上いた小学校も最後は5人になって閉校してしまったこと。どんどん過疎化と高齢化が進んでいること。
でも、そんな暗い将来を悩むよりも今を元気に楽しく生きていくんだって。バス旅行やカラオケ大会等いろんな行事を企画して実施してらっしゃるそうです。

そんな話しのなかで「この辺は平家の落ち武者の里で熊が居そう…」なんて言葉が出て来たもんだから、驚いて、「ええ!熊が出るの?でも熊だけなく八公も出てきて欲しい」。なんて頭の中で妄想してたんですけど、実は「クマガイソウ」という花なんだそうです。
地域の皆さんで保護して世話をしてるんだそうです。なんとその数、3万株。5月のシーズンには人口の何十倍もの観光客が来るんだとか。

「来年の5月には小粒さん夫婦を招待しますよ」って世話役の方がキラキラ輝いた笑顔でそう言ってくださいました。

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いわき市観光情報サイト


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藪入り

今日は海の日。連日の猛暑の中、いわき市では一昨日、四倉、薄磯、勿来の海水浴場が一斉に海開きしました。遊泳期間中は、測定した放射線量を毎日掲示するそうですが、家族連れで海水浴を楽しんでる姿を見てると、こっちもなんだんだか嬉しくなります。

この暑さは100年前に比べて3℃くらい上がってるんだそうです。
それにしたってそんな暑い中、100年前の今頃は、3年辛抱した子どもが年に一回の一日だけの休みをもらって奉公先から帰ってきたんですね。そんな親子の情愛を描いた「藪入り」という落語があります。しばらくやってませんけど、やってるうちに泣きそうになったりしてね。
旧暦の7月16日は藪入りの日。今の暦でいうと、お盆の時期でしょ。暑かったんでしょうねえ。

当時は、海で泳いだりしてたのかなあ。海の家なんていうのもあったのかな。
考えてみると、私も、海にしばらく行ってません。しばらくったって、2、30年行ってないんですよね。肌が弱いこともあって、海に入るともう大変。体中が赤くなって、痒いやら痛いやらで、辛いんです。

こういうのをウミの苦しみって言うんでしょうね。

暑っ!!

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江戸の花

ここんところの大雨で、各地で甚大な被害が出ています。私が、住んでいた北九州も、出身地の広島も大変だったようです。知人に連絡をとったら、「これまで経験のない大雨だった」と驚いていました。これから気温もかなり暑くなること、引き続き熱中症も合わせて気を付けていただきたいと思います。

なんだか近頃は「これまでに経験のない」地震や大雨、台風など頻繁に起きるようになりました。地球が怒っているように感じることもあります。

北九州に住んでる頃、大雨で携帯の警報が鳴り続けて、正直うるさいなあ。って思ったこともありました。大騒ぎするだけで、結局大したことないじゃないって。

あるとき、防災の地域フォーラムによばれて、初めて防災落語を作りました。江戸を舞台にした「江戸の花」という創作落語で参加させていただきました。

その時に、ご一緒させていただいたのが、北九州で警報を鳴らしていたまさにその方でした。「この人か、うるさく鳴らしてたのは」と思ったんですけど、実際にご本人にも言ってしまいました。その時は、洒落をわかって笑ってくださいました。
でも、他の方々のお話を伺っていると、そんなことを言って、本当に申し訳ないと深く反省いたしました。

ある方がおっしゃってたのが、印象的でした。私のように被災したことのない人は警報が鳴ると、ただ「うるさいなあ」って思うだけ。だけど、被災した経験のある人は、警報で避難して、なにもなければ「ああ、なにもなくてよかった」と思う。そういう心がけが大切だと。

警報は 命を守る 大事な信号

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みずかみ家の一日

先日、みずかみさやかさんから「小さい旗」が届きました。
って言っても本当の小旗じゃないんです。定期的に発行されている児童文学の雑誌のことなんです。

さやかさんのお母様は「あかいカーテン」のみずかみかずよさんで、ご存知の方も多いと思いますが、北九州市出身の詩人であり童話作家でもあります。

三年程前、みずかみかずよ生誕80年ということで、北九州市ではいろんなイベントが行われていました。
そのときに、八幡図書館の方にお力添えいただいて、「みずかみ家の一日」という落語を創作したんですけど、その台本を監修していただいたのが、さやかさんでした。

すごく気さくな方で、初めてお会いした時も、なんだか旧知の仲って感じでした。実は、ご自身も詩人で、イメージとは違って、とても繊細な詩をかかれます。

「五月の空のように 」という詩集を出版されていますので、是非一度読んでみてください。

そうだ!いわき市の図書館にも購入依頼して、絶対買ってもらわなくちゃ。いわき市はどうしたってもさやかさんの詩集を買わなくちゃいけませんよ。

だって、どちらも市(詩)が素晴らしいんですから。

ねっ!!

小さい旗

つる

今日は午前中、中央公民館で落語をしてきました。正直を言うと「落語をしてきました」なんか言えない感じの高座でした。例によって1時間半でやった落語が「つる」の一席だけ。

ご存知の方も多いと思いますが、この噺は鶴がなんでつると呼ばれるようになったかということを誠に馬鹿馬鹿しく説明していくというものです。今日はやろうと思ってなかったんですけど、なんか無性にやりたくなってかけました。

よく笑ってくれるお客様で、「つる」があんなにウケたことはいままでありません。ありがたいことです。

で、結局のところ一時間半は何をしていたのか?「つる」なんて10分もあれば終わってしまいますから。実は玉すだれやったり、紙切りをしたりしました。いえ、まあ言い訳すれば、主催者の方からのリクエストなんだからいいでしょ。

他は常連さんはよくご存知の拍手の稽古。こればっかりなんて声が北九州からも聞えてきそうですが、やっぱり私はこれなんですよ。なんて自分なりに納得していたら、かみさんが嬉しそうに昨日の朝日新聞を持ってきて、「ねえ、天声人語見て見て」って。

亡くなった桂歌丸師匠のことが書いてあったんですが、歌丸師匠のお言葉が載ってました。
「拍手がほしいとか、拍手が少ないとか噺家は絶対に言ってはいけない。拍手は強要するものじゃない」

ああ、今夜も眠れない。

合掌。

180210拍手の稽古in浪江

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プロフィール

sanshoyakotsubu

Author:sanshoyakotsubu
アマチュア落語家、山椒家小粒(さんしょやこつぶ)です。福島県いわき市を中心に活動しています。落語を通じていろんな方との輪を広げていきたいと考えています。

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